Jeans & Development コンピューターのことなどを綴ったメモ (旧：目から鱗 w/SQLite)

今回Jeansで構築したブログでは、デフォルトスキン(default)をそのまま使うわけではないので、新しいスキン(default2)を作成して、それで表示するようにした。

デフォルトスキンの中で変更したかった部分は

１）サイドバーを左に表示させる
２）インデックスページで、リンク集と最新コメントのリストを表示させる
３）「いままでの記事」のリストを、すべてではなく１０か月分だけ表示させる。
４）ページング機能を使い、インデックスページで最新１０件より前の記事も表示させる

これらの設定は、デフォルトスキンではどのファイルでされているかというと、

１）skins/default/styles/base.css
２）skins/default/index.inc
３）skins/default/template/menu_archive.inc
４）skins/default/template/short.inc

である。

もっとも分かりやすい方法は、skins/default/ディレクトリ全体を、skins/default2/ディレクトリとしてコピーし、該当部分を変更するというもの。だが、この方法では、Jeansのバージョンアップでデフォルトスキンが変更になった場合、必要があれば、skins/default2/の該当部分をすべて修正しなければならない。Jeansではスキンの継承機能を用いて、こういったことに対処することができる。新しく記述するスキンでは、変更したいファイルだけ記述すればよい。

手順として、まずskins/default2/ディレクトリを作成し、上で紹介したリンク先に従って、次の内容でskins/default2/skin.incを作成した。

<%view.extends(default)%>
<%view.include(/default/skin.inc)%>

この段階で、default2スキンが使用可能になっている（defaultスキンとまったく同じではあるが）。つづけて、次のように新しいファイルを作成し、編集した。

１）skins/default/styles/base.cssファイルをskins/default2/styles/base.cssにコピーし、編集。編集箇所は、「左メニューにする時はコメントを解除してください。」と書かれた部分のコメントを解除。

２）skins/default/index.incファイルをskins/default2/index.incにコピーし、編集。次の２行を適当な場所にそれぞれ追加した。

<%view.parse(/jp/sticky/bookmarks.inc,789)%>
<%view.parse(/jp/latestcomments/comments.inc,10)%>

それぞれ、jp_stickyと、jp_LatestCommentsというプラグインを用いている。これら２つのプラグインの使い方は、後ほど。

３）skins/default/template/menu_archive.incを、skins/defaul2/template/menu_archive.incにコピーし、次の内容になるように編集。

<%select(template)%>
<%case(body)%>
	<%if.data.islessthan(11,counter)%>
		<dd><a href="<%data(link)%>"><%view.strftime(date)%></a></dd>
	<%elseif.data.is(11,counter)%>
		<dd><a href="<%blog.link(archivelist)%>">もっと前の記事</a></dd>
	<%endif%>

<%case(date)%>
%Y.%m
<%endselect%>

テンプレートを利用した表示中は、counterというデーターが１から順に増えてゆくので、これを用いて表示を１０個までに制限した。

４）skins/default/template/short.incをskins/default2/template/short.incにコピーし、次の内容を途中に追加。

<%case(foot)%>
	<%page.init%>
	<div style="text-align:center;">
	 	<%if.page.next%><a href="<%data(libs,page,link,next)%>">&lt;&lt;前の記事</a><%endif%>
		<%if.page.prev%>&nbsp;&nbsp;&nbsp;<a href="<%data(libs,page,link,prev)%>">後の記事&gt;&gt;</a><%endif%>
	</div>

ここでは、<%page%>というJeans本体の持つ機能を用いた。Jeansでは、ページングについては色々カスタマイズできるようにしてあるので、また後ほど紹介したい。